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公開講座

脳とこころを考える ー脳とデザインー

講師 脳科学者 茂木健一郎

ゲスト デザイナー 原研哉氏

講座の内容: 私たちの周囲にある身近なもののデザインは、美術館のような特別な場所とは異なる形で生活体験の質の充実に貢献します。デザインとは何かを考えることは、人間とは何かを考えることです。近年、とりわ脳のはたらきの視点からデザインを考えようという機運が高まって来ました。本講座では、最先端の脳科学の知見と具体的なデザインの事例を参照し、デザインとは何かを考えることを通して人間の本質に迫ります。第一回の講座では、日本を代表するデザイナーの原研哉さんをお迎えし、デザインと人間の深い関係について対談いたします。(茂木記)

講師: 脳科学者

 茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学客員助教授。東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。主な著書に『脳と仮想』(新潮社)、『脳内現象』(NHKブックス)、『意識とはなにか』(筑摩書房)、『スルメを見てイカがわかるか!』(角川書店、養老孟司氏との共著)、『脳内現象−<私>はいかに創られるか』(NHKブックス)、『脳と仮想』(新潮社)などがある。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。

 

原  研哉 (はら・けんや)         

1958年生まれ、グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表。武蔵野美術大学教授。デザインの領域を広くとらえて多方面にわたるコミュニケーションプロジェクトに携わる。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや2005年愛知万博のプロモーション、ニッカウイスキー、AGFの商品デザイン、松屋銀座リニューアル計画など。展覧会「リ・デザイン−日常の21世紀展」は、現在、世界各都市を巡回しており、同展で2000年世界インダストリアルデザインビエンナーレ(インダストリアル・グラフィック両部門)大賞、および2000年度毎日デザイン賞を受賞。2001年より無印良品のボードメンバーとなり、その広告キャンペーンで2003年度東京アートディレクターズクラブ賞グランプリを受賞。書籍に関連するデザインでは講談社出版文化賞、原弘賞、熊倉雄策賞、一連のデザイン活動に対して日本文化デザイン賞を受賞するなど内外で数多くの賞を受賞している。著書に『デザインのデザイン』(岩波書店 2003年 サントリー学芸賞受賞)、『HAPTIC』(朝日新聞社2004年)などがある。

 

期間・曜日・時間: 2005年 1/21、 2/4、 18

3/4、 18

金 18:30〜20:30

受講料(税込み): 5回 会員  14,170円

一般  16,800円 

朝日カルチャーセンター新宿教室

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